福岡の不適切保育に思うこと

2019年1月25日

 

こんばんは、Peterです。

 

福岡県の認可保育園で園児に暴言を吐いたりといった、
虐待と言っていい”不適切保育”が行われていたというニュースがありましたよね。

このニュース、個人的に色々思うことがあったので調べていたら、
やはりこのような記事が出てきました。

 

西日本新聞の記事です。

園児に暴言?しつけ逸脱…見えにくい「不適切保育」 背景に過酷労働

 

保育士の過酷な労働環境、それでいて賃金が非常に低いのは
何度もニュースになっていますので、多くの方がご存知だと思います。

 

 

オーストラリアで私が滞在していたゴールドコーストは多くのワーホリや留学生が集まる街。
そこでは、日本での生活に疲れてやってきたという同胞に数多く出会いました。

大学生はともかく、ある程度年齢いった人達と知り合うとやはり、 日本では何してたの?
という話になるんですよね。 そこで驚いたのが、元保育士が非常に多かったことです。
そしてどうして仕事を辞めてこっちへ来たのかという話をすると皆、口を揃えたように

 

・子供は可愛いし仕事は大好きだった。
・でも拘束時間が長すぎて気が休まる時が無い。
・賃金も安すぎて、好きなだけじゃ将来を考えると続けられない。
・(疲労困憊で注意力散漫になっていて)もし子供に何かあったら大変なことになる。
 もう精神的に疲れた。

 

と話していました。

 

 

拘束時間に関しては学校の教師や塾の講師なんかも同じだそうですが、
日誌の作成や行事の準備などを時間外に、自宅などで行わなければならなかったそうです。

当然、自宅への持ち込みは無賃労働なのだと。

 

そんな話を何度も何度も聞いてきたため今回のようなニュースを聞いても、
不適切な保育をしていた、という保育士を責める気にはどうもなれません。
無論、許されることではありませんが。

 

 

実際、リンク先の記事に目を通しますと 、
過密な仕事へのプレッシャーから自身も子供に怒鳴ってしまったことがある、 という
同保育園に勤める保育士さんの言葉もありますし、
保育士らの労働組合員25人に虐待行為を見たことはあるかとアンケートを取ったところ、
実に25人中20人もの人が「見た」経験があるという答えが返ってきたとのことです。

 

今回の件は氷山の一角に過ぎないのかもしれません。
結局、まともに働ける環境を整えずに少しでも安くあげようと人件費を出し渋っていることから、
現場で働く保育士が心身ともに参ってしまって、そのしわ寄せが子供たちへいく・・・
という構図なんですよね。

 

無茶苦茶な環境で追い詰められ弱者にしわ寄せがいくというのは
保育士という職だけに限らず、日本中色んな業界で見られることでもありますが。
賃金も含めた労働環境は早急に何とかしなければ、 この国はマジで滅ぶんじゃないでしょうか。

 

でもまあ”働かせ方改悪”が成立し、各種増税も控えてますからもう、
暴動でも起きない限り悪くはなっても良くなることはないんですよね。

 

残念ながらこの手の事件は今後どんどん増えていくんじゃないでしょうか。 
お上には逆らわず、弱者が弱者を叩く国ですから。

この社会にため息しか出ないね。